「子どもたちの楽しいつぶやき言葉は自然を全身で感じ、
生活の中で豊かな感性を使った体験があってこそ、
どんどん出てくるもの」というくだりを子どもとメディアを論じた本で
読んでいたまさにその時のことです。
職員室の戸を開けて3歳児の女の子が言いました。
「ほとけさんのおはながおちていたよ。」
当園には園庭に開園以来「うめぐみさん」というお地蔵さんがあります。
「うめぐみさん」というのはこのお地蔵さんを彫ってくださった作家さんの命名です。
このお地蔵さんには花が供えてありますが、ちょいと手抜きで造花です。
その花の頭が取れて転がっていたというわけ。
「ほとけさん」という言い方に職員室の3名はほっこりしました。
きっとおうちにも仏壇があってそれを「ほとけさん」と呼んでいるのでしょう。
実はわが家も同じ。毎朝、仏さんにお茶を進ぜて(供えるのではなく)
朝食となります。それをしないと何やら居心地が悪い。
身についた習慣です。宗教という面倒なものではなく、
わが家の根幹をなすものなのかもしれません。
このおんなのこの言葉に改めてこんなことを思いました。
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