2015年1月23日金曜日

自立を目指す子どもたち

午後3時ごろ、小学生たちの下校の時間です。
お友達と楽しそうにおしゃべりしながら・・・
一人で、でも自分のペースで何やらぶつぶつ言いながら・・・
その姿は様々です。ランドセルの色も多様です。・・それは置いといて。

その中で私の目に留まったのはお母さんと手をつないで帰る1年生(たぶん)の男の子の
姿でした。途中までお母さんがお迎えに来たのかな、それとも学校までお迎えに行ったのかな、
そんなことを想像させる二人の様子でした。歩道でしたが、きちんと手をつないでいます。
お母さんがランドセルを肩にかけ、男の子は横断バッグを手にしています。
後姿を見かけたのですが、大切にされているのだろうなあと感じられました。
今日だけではない感じがしたからです。いつものことなのだと思われました。

1年生になって10か月、あと2カ月もすれば2年生、それでもこの光景は続くのかな。
ランドセルは最後まで自分で背負ってほしいなあ。
いつかは親離れ、子離れの時が来ます。まずは自分の持ち物は自分で持つ、
そこから始まるのではないのかななどと余計な心配をする通りすがりの私でした。

当園でも子どもたちには朝と帰り、自分で鞄を背負うこと、帽子もきちんとかぶること、
それをけじめとして伝えています。それがわかっている子どもたちです。
0歳児や1歳児だって自分のことは自分でやりたいと主張します。
私たち大人は良かれと思って子どもの荷物を持とうとしますが、
子どもはそれを心から求めているのでしょうか。
持ってくれる大人がいることが当たり前になってしまうとせっかく萌していた
自立心がなし崩しになってしまいます。

何もそこまで考えなくてもと思われるかもしれませんが、案外、私たち大人は
子どもの自立の芽を知らないうちに摘んでいることもあるのです。

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