2016年3月22日火曜日

とりあえずの雛祭り

我が家の雛祭りは月遅れです。
そこで、私は毎年、春分の日(祝日)に飾ることとしてきました。
そして4月の3日以降の日曜日が片付ける日です。

ところが子どもたちが独立し、家を離れるとこれまで子どものためにと
飾ってきたモチベーションはすっかり、消え失せ、今や、義務感のみ。
何とか理由をつけて飾らないで済ませないかと考える始末です。
昨年はすっかり、忘れてしまい、気づいたのは4月3日当日でありました。
心の中でひな人形たちに「ごめんね。」を3回、唱えて良しとしました。

そして今年。日曜日の朝、ふと見たカレンダーでこの日に気づいてしまいました。
気づいてしまうと、葛藤する。飾るか、飾らないか。そりゃあ、もう、悩みましたよ。

とにかく、蔵に行って箱を見上げ、そこでも、葛藤。
よし!!やるか!  心に決めて取かかりました。

7段の雛壇を組み、毛氈を広げ、台を並べて、さあ、人形たちを並べましょう。
…というところで、細々した道具を手に取って思うのは面倒だなということ。
そこで今年もそこにいてもらうことだけにしました。つまり、烏帽子もお道具類も
なしです。もちろん、箪笥や牛車などもなしです。シンプルに人形だけ。
あ、金屏風と雪洞だけは出しましたよ。格好つかないから。

それと当地では男子のために天神様を飾ります。こちらは小さなテーブルに
毛氈を敷き、天神様が台の上で敷いている座布団だけ出して座っていただきました。
随身2名も台、なしでそこにいてもらいました。

ガラスのケースの人形たちも出さないわけにはいきませんでしたが、1m以上の
ケースに入った八重垣姫には私の気力と体力が消滅したので箱の中に「ごめんね」を
言って今年も蔵の中で過ごしてもらうことにしました。

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